フォトギャラリー


 東京・銀座キヤノンサロンや福岡キャノンサロンなどで昨年(2000年)に開催した写真展。大好評のうちに終わることができました。そこで、残念ながら見ることができなかった方、またもう一度見てみたいと思っている方のために、4回にわけて掲載します。


 小学生のときに社会科の教科書で見たのが最初だった。カエルとウサギとが相撲をとっているような墨絵・「鳥獣戯画」。ほのぼのとしていて、しかも登場するカエルやウサギなどの動物が擬人化されて描かれていることが面白い。けっして派手さもないし、どちらかと言うと地味なイメージの絵画。そんな雰囲気だが、見たら思わず笑ってしまったり、微笑んでしまう。今風に言うなら、「癒し」系作品を水中写真で表現できないだろうか? それがボクのテーマのひとつ。海の中には、そんな「鳥獣戯画」に似た擬人化に適した題材は多く転がっている。これから何ヶ月か、この「海中戯画」のテーマでギャラリーを展開していくつもりである。