日本初 デジタルシネマカメラRED ONEよる水中撮影、水中HS(ハイスピード)撮影!
RAWデータで撮影でき、4Kによるシネマサイズの撮影、また2Kによる120コマのHS撮影で業界の話題をさらうアメリカRED Digital Cinema社のカメラ・RED ONE。このカメラを使った水中撮影を先日行いました。もちろんこのカメラを使った水中撮影は日本初です。今回はアメリカから試作の水中ブリンプを取り寄せてもらい、おそらく世界を見回してもほとんど例のない水中撮影を敢行しました。HONDAの船外機のPV。ドライブが水面を割って海中に入る。クラッチをつないでスクリューが回転する。真上をボートが全速力で走り抜ける。ドライブが水面に反射して、実に造形的な面白さをかもしだす。スクリューが水をかきはじめて、水がよれていく造形美と不思議さ。4倍速のHSで水中撮影した映像の面白さは、とても口では語りつくせない魅力があります。もちろんHS水中撮影といえば、フィルムを使ってARRI435と専用のブリンプを使えば150コマ5倍速までの撮影も可能です。ただフィルムでは取ったその素材をすぐには見れませんし、もちろんフィルム現像も必要です。また撮影自体が大掛かりとなりますが、レッドの場合は最少人数で済むこと、また現場ですぐに映像確認できますし、簡単なRAW現像によって、仕上がりにほぼ近い形での映像をチェックできます。このフットワークの良さと、クオリティを現場でとことん詰められる。まさに理想のカメラの出現であり、このカメラを水中で使った時の映像の斬新さはクリエイティブスピリットを刺激しまくります。
当社代表の豊田がデジタル水中スチールをすでに10年前から撮っていて、RAWデータには詳しいこと。またARRIによる水中ムービーを撮影してきた経験とがまさにマッチングする。この分野を開拓すべく、今回撮影チームを組んだ有限会社極楽映像社
http://www.gokuraku-eizousha.comとの技術コラボレーションを計画中です。極楽映像社のカメラマン兼映像監督である野澤啓氏、撮影技術の小林謙一氏、アシスタントの角直和氏と、陸上から水中に至るREDによる撮影を網羅しようと動き始めています。また今後、RED ONEがEPICへとモデルチェンジすることも見据えながら、水中ブリンプについても検討を始めています。
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